Activity Report
毎月5日は、「れんごうの日」です。11月のテーマは「年金」です。
みなさんは、年金についてなんとなく不安を感じたり、難しいと思ったりしていませんか。年金は、私たちにとって老後の大事な生活保障です。また、老後だけなく、障害を負ったり、家族が亡くなったり、万が一の時の所得保障を担う役割もあります。それにもかかわらず、私たちはその大事な年金制度に不安を感じ、難しいと感じることは問題ではないでしょうか。
いま、5年に1度の年金制度の見直しの議論が行われていることをご存じでしょうか。連合はこの見直しの議論の中で、年金制度が抱える問題点について言及し、改善を求めています。
まず、20歳以上のすべての人が入る国民年金の給付額が非常に低いことです。20歳から60歳まで40年間保険料を全額で納めたとしても、2024年現在、満額で月額68,000円です。これだけでは暮らしていけません。
また、会社員や公務員など、雇用されて働く人には年金の上乗せ部分として、厚生年金がありますが、必ずしも雇用されて働いている人が全員入れているわけではありません。
理由は様々ですが、従業員5人未満の個人事業所で働く人はフルタイムで働いていても厚生年金に入れません。また、従業員5人以上でも、農業や宿泊業、理美容業など非適用の業種の場合には厚生年金に入れません。同じように働いていても、職場の規模や業種で厚生年金に入れなくなるのは、不公平だと思いませんか。
さらに、会社員の妻など、厚生年金加入者に扶養される配偶者は国民年金保険料の支払いが免除され、保険料を支払うことなく基礎年金を受給できるという制度があります。この制度が扶養の範囲内で働こうとする「年収の壁」につながり、女性のキャリア形成や賃金が抑えられる要因になっているとも言われています。
年金は、私たちにとって老後の大事な生活保障です。また、老後だけなく、障害を負ったり、家族が亡くなったり、万が一の時の所得保障を担う役割もあります。
5年に1度の見直しの議論が行われているいまが、年金制度をより良いものに変えるチャンスです。誰もがどんな働き方をしていても、老後や万が一の時も安心してくらしていけるように、私たち連合は、みなさんとともに、安心と信頼の年金制度を求めていきます。
連合の公式YouTubeでは、『年金』について詳しく紹介しています!ぜひ、ご覧ください!
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https://www.youtube.com/playlist?list=PL_5ligi6Rg_RP-su4mTUWfq5r9ypV97RU