新体制がスタートし、最初の取り組みは、１２月１２日（日）前橋地協と前橋地区労福協の共催として、講師に戦場カメラマンの渡部陽一さんをお迎えしての講演会を企画しました。渡部さんも取材等でお忙しい中、また当日、昼過ぎに関東で中規模の地震があり、講演は午後からなので心配したのですが、無事、会場の勤労福祉センターまでお越しいただきました。

「平和と命の大切さ」と題し、これまで渡部さんが実際に取材・撮影した動画や画像を交え、現地でなければわからない、最前線の戦地の被害者の生の声や、１９８０年代以降の国際情勢を踏まえ、特にアフガン、タリバン、ＩＳなど中東情勢を中心にお話しいただきました。また、戦場の取材にあたり「安全がまず１、取材は２」ということで、きちんと取材チームを組んで準備した上で計画的に行動しているそうですが、あの独特の口調で、そして時にユニークなアクションを入れながらの講演に参加者は引き込まれ、１時間半あっという間でした。

参加者も直接、戦場カメラマンの講演から感じることはあったようで、その意味ではよい学習会になったのではと思います。講師も盛り上がり、質疑応答の時間が足りなくなってしまいすみません。今回は対象を絞らざるを得なかったのですが、今後の社会情勢に鑑みながら、次回は多くの参加をいただけるよう、学習会を継続していきたいと思います。

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