高崎地域協議会

連合は、沖縄「慰霊の日」である6月23日に合わせて「2025平和行動in沖縄」を開催し、連合群馬高崎地協から2名が参加しました。
戦後80年の節目ということもあり、メディア等でも取り上げられていますが、この平和行動を通じ、美しい島である沖縄の地で現実に起こった惨劇を肌で感じることができました。
1日目の「連合2025平和オキナワ集会」では、全国から918名の仲間が参加し、基調講演と平和式典が行われました。基調講演は地元衆議院議員の屋良朝博氏から「新たな安全保障を目指して」と題して、安全保障の意味、現状などについて説明がありました。平和式典ではピースリレーが行われ、次の平和行動開催地の連合広島へ平和の旗が引き継がれました
2日目は、連合埼玉の参加者とともに南部戦跡をめぐりました。その一つ、南風原文化センターでは陸軍病院南風原陸軍病院壕群20号壕内に実際に入りました。現地ガイドさんの話は想像を絶する悲惨な話ばかりでした。また、沖縄平和祈念公園では美しく壮大な海をバックに設置されている各都道府県の慰霊塔を訪れ、連合群馬は群馬県の塔に献花を行いました。資料館では沖縄戦の生々しい写真や映像とともに展示品を見学しました。その後訪れたひめゆりの塔では群馬から持参した折り鶴を捧げ、平和祈念資料館を見学し、重く胸に刺さりました。戦争がなければ普通に学生として青春を謳歌できたはずなのに前途ある若者の未来が奪われてしまったことは、無念だったと思います。
奇しくも平和行動の初日である「慰霊の日」の朝、アメリカ軍がイランの核施設を攻撃したという報道がありました。ロシアとウクライナの戦争、イスラエル・パレスチナ紛争などでも多くの犠牲者が出ていますが、これは、今回見聞きした惨劇が今現在も世界のどこかで存在しているということであり、早期の終結を願うばかりです。この行動に参加して、戦争の惨めさや絶対に戦争を起こしてはいけないということを痛感し、そしてこのことを後世にも伝え続ける必要があると改めて感じました。




